転職のイロハ – その2. 書類および選考

前回のイロハより時間が空いてしまいましたが、その2.書類および選考について書きたいと思います。

転職の気持ちが決まり、まずやらないといけないのが自己分析およびその内容を書類に落とし込む作業です。これまで多くの書類を見てきましたが、すごくいい書類がある一方で、非常に残念な書類もあります。その違いは何なのでしょう。書類を通じてご自身を知ってもらい、「この人に会ってみたい」と人事の担当者に思わせることが、書類に求められることです。

ここでは履歴書、職務経歴書のことを書類と読んでいますが、その書類および書類選考について、思うことをまとめてみます。

このような見出しで書いていきます。

がっかりする書類

これまで書類を見てきた中で、当然驚くような書類もありました。ご本人は真剣に作成され、大丈夫と判断して送ってきていると思うのですが、、、まずは事例をいくつか紹介します。

  • 履歴書の写真のサイズが合っておらず、斜めに貼られている
  • 履歴書の写真が明らかに古い(昔に現像した写真を使ってる?)

いずれも履歴書の写真から受ける印象が、その人の人柄を表しているように思われ、受け取った側としていい印象は持てませんでした。証明写真撮影の機械を利用するなど、少しの時間と少しのお金を使うだけで、この印象は大きく変わります。

  • 履歴書や職務経歴書の内容が分かりにくい

これは同じがっかりでも前向きながっかりです。手書きで文章量も多く、熱意を感じる書類だったのですが、内容を読んでいても頭に入ってこない、というものでした。手抜きをしたり、丁寧さを書いた書類は、書面からそれが伝わってくる、これは理解しておいた方がいいですね。

なぜ書類が必要なのか

これには、企業の採用担当の立場から答えるのがいいかと思います。担当者は採用に当たって、多くの応募者の書類を受け取り、企業で活躍しそうな人材かどうかを短い時間で判断しなくてはなりません。書類は、その判断材料の1つなのです。

それを踏まえると、これらのポイントが満たされなくてはならないことに気付くのではないでしょうか。

  1. 見やすく、分かりやすいこと
  2. 今のあなた(応募者)を正確に表していること
  3. 採用担当者が会って話を聞いてみたい、と思わせる内容であること

自己分析の大切さ

シンプルに言葉にして相手に伝える、これは簡単なようで、すごく難しいと思います。経験やスキルのレベルを正しく評価し、大切にしたい価値観や転職することで何を実現したいのか、それを実現するためには自己分析が必要です。いろんなやり方がありますが、ここでは2つほどご紹介します。

  1. 人生曲線を使った自己分析

この方法は、一度は経験されたことがあるかもしれません。横軸に年齢をとり、生まれてから現在に至るまでの出来事を振り返ります。縦軸にはそのイベントの楽しさやうれしさの度合い(+)、辛さや落ち込んだ度合いを(ー)プロットし、自分がどういうことが好きなのか、嫌いなのか、どういう時に楽しさ、辛さを感じるのかを改めて認識するというものです。5-10分もあればできることから、自己分析の場面で多く用いられています。

2. あなたのWILL/ CAN/ MUST

WILLはあなたがやりたいこと、CANは自分にできること、MUSTは会社に入社として果たさなければならない役割です。この3つがうまく調和してこそ、幸せな転職につながります。自分で書き出すことで認識することもあるでしょうし、面談を通じて引き出されることもあるでしょう。これがしっかり固まると、次に上げる書類作成にも勢いがつきますし、面接でもしっかりとした回答ができるようになりますね。

履歴書のチェックポイント

  • しっかりした写真を使い、好印象を演出する
  • 丁寧に記入することを意識する
  • 職歴は期間を問わず、入退社の事実を記入する
  • なぜその会社なのか、しっかり伝わる志望動機

職務経歴書のチェックポイント

  • 丁寧に記入することを意識する(書式やレイアウトなど)
  • 経験した職歴をすべて記入する
  • 成果や実績を数値やエピソードで言語化する
  • 専門用語や言葉遣いは、相手に理解できるものになっているか
  • 冒頭に職務要約(経歴の概要を3-4行でまとめたもので、アピールしたい実績や経験を入れる)を入れるとベター

おまけ

海外(アメリカ)では転職の際に必要な書類をCV: Curriculum Vitaeといい、履歴書、職務経歴書をまとめたような1-2ページの資料を作成します。あくまで書類は概要を確認するためのもので、選考は面接が大きなウェイトを占めます。

こちらのサイトでは、ご自身のCVが自動で作れます。(英語の得意な方はどうぞ)ちなみにこちらは前Yahoo CEO Marrisa MayerのCVです。 https://enhancv.com/

最後に

今回は選考の第1ステップ、書類および書類選考について書きました。自己分析からスタートし、履歴書、職務経歴書の作成、内容の添削と力のいる作業ですが、ここで十分時間がかけられるかどうかで、以降の面接のできが大きく変わってきます。じっくり構えて取り組んでみましょう。

弊社では無料で書類(履歴書、職務経歴書)の作成、内容の添削を行っております。20代高卒、専門卒の方に関しては、未経験でもOKの求人をご紹介しております。ご興味があれば、お問い合わせください。

 

参考書籍

  • 本気の転職パーフェクトガイド―トップコンサルタントが教える(森本千賀子)
  • カリスマヘッドハンターが教えるのぼりつめる男、課長どまりの男(森本千賀子)
  • 無敵の転職(森本千賀子)