転職のイロハ – その1. 気持ち

これから数回に分けて、転職の流れやステップについて解説していきたいと思います。私の過去の経験や出版されている書籍からのアイデアを交えて書きますが、あなたの「へぇー」と思う内容が1つでもあれば幸いです。

 

転職の最初のステップは「気持ち」です。転職活動をマラソンに例えるのであれば、なぜスタートラインに立つのかということです。

  • 現在無職だから
  • 今の仕事に不満があり、それを改善したいから
  • バイトやパートから正社員になりたいから
  • 人生のゴールを見据え、それを実現するため

などなど、人それぞれだと思います。

 

こちらの記事では、お笑い芸人の又吉直樹が転職を「飲み屋探し」に例えたようですよ。https://news.careerconnection.jp/?p=16415

  

私はスタートラインに立つ理由については、千差万別でいいと心から思います。正解はないですし、思い立ったが吉日、そんな感覚です。ただしスタートを切るからには、初めに設定した目標を達成する、ゴールにたどり着く、それもいつまでにという期限を決めて真剣に取り組むことをお薦めします。

転職活動には、時間も精神的なパワーも取られます。人生の大きな転機となる転職が苦しいものになるのか、これまでの自分を振り返り、新しい挑戦に向かう喜びとなるのかは、本人の取り組む姿勢によります。活動を終えて得られる「納得感」も大きく違ってくるはずです。

 

このブログのポイントは以下のようになります。気になったところを読んでください。

  1. 転職が一般的になり、ネガティブな印象はなくなる
  2. 病院で問診を受けるように、面接を受ける
  3. 転職活動は働きながらの方がいいと思う
  4. 私の転職ビフォーアフター
  5. 転職で成功するヒトのキーワードは「ゼロリセット」
  6. 転職に正解はない、あるのは納得感

 

 

  1. 将来的には転職が一般的になり、人材はより流動する

2019年に入り、経団連会長やトヨタ自動車社長から「終身雇用は難しい」という発言があり大きな話題になりました。終身雇用とは、入社してから定年まで同じ会社で雇用されることを指します。

https://www.businessinsider.jp/post-192329

 

これまでの社会では「転職」に対し、少なからずネガティブな印象があったように思います。これだけ働き方が多様化し、かつ流動性が予想される中では、その印象もきっと薄れていくことでしょう。転職を実際10回以上した友人を知っていますが、非常にユニークな経験やスキル、人脈を持ち、仕事に頑張っている姿を見ると逆に好感が持てます。

 

実際に転職している人の動向を調べてみたところ、内閣府からの報告にたどり着きました。近年は緩やかな増加傾向のようです。

https://www5.cao.go.jp/keizai3/2017/0118nk/n17_2_1.html

 

転職では「不採用=その個人の否定」という風に捕らえられがちですが、「不採用=企業と個人の間のニーズが合わなかった」ただそれだけ、という風に考えていいように思います。今後予想される人材の流動の中で多くの採用、不採用が生まれてきますが、一喜一憂することなく、それが当たり前という世の中になると双方気持ちが楽になるように思います。

 

  1. 面接ってやはりストレス

森本さんの表現を借りると「面接は相手からの一方的な質問責めを迎え撃つものではない」、「これからやりたいと思っていることなどを伝えるチャンス」と捕らえましょう。背伸びする必要はなく、「ありのままの自分を知ってもらい、受け入れてくれる会社を見つければいい」そんな気持ちが丁度いいと思います。うんうん、なるほど。

 

私も面接を受けた経験がありますが、ついつい「うまくやろう、失敗したくない」そんなことを考えてしまいがちです。ただ面接を通じて過去の自分、今の自分を伝える、質問されたことについて素直に答える、プラス将来やりたいことなど未来の話をする、そう考えると病院の先生の問診を受けているように思えませんか。

 

先生は話を聞かないと判断できないわけですから、じっくり聞いてくれます。安心できる環境です。そう考えると、少し気持ちが楽になるのではないでしょうか。

 

  1. それぞれのデメリットを把握しておこう

メリットはいろいろ思い浮かぶでしょうから、敢えてデメリットだけを挙げてみたいと思います。

 

会社を辞めて転職活動する場合

  • 活動期間によっては、お金の不安、経済的な負担が増える
  • 精神的な不安から逃れるため、納得と妥協を天秤にかけ、後者を選んでしまう
  • 履歴書に空白期間ができる

 

働きながら転職活動する場合

  • 企業研究や自己分析などの時間が制約される
  • 面接のタイミングなど、チャンスを逃すリスクがある
  • 先延ばしにしたり、本気度が低かったりする

 

  1. 私の転職ビフォーアフター

私の場合、工場でのエンジニア職を10年経験し、その後少し時間を挟んで、ソフトウエアメーカーの技術営業職へ転職をしました。その時の経験を以下の簡単な表にまとめてみます。

ビフォー アフター
勤務地 和歌山県 東京都
収入
休日、勤務時間
仕事内容
人間関係
職場環境
評価

 

 

やはりアフターの方が、丸の数が多いです。転職として成功したと言えると思います。特に評価という点では、大きな成果が得られました。もちろん転職に踏み出すには、リスクとか怖さとか考えましたが、結果往来だったと思います。

 

5. 成功のキーワードは「リセット」

会社が変われば、仕事のやり方や環境、リソースも変わります。「これまでの成功体験を活かす」という意識よりは、「これまでの経験を一旦リセットし、新たな覚悟で挑戦する姿勢」が必要なように思います。

 

私が転職した時も、この感覚のリセットに悩まされました。どうしても「前職ではこうやっていたのに、、、」「前職に比べて、なんて効率悪いやり方なんだろう」みたいなストレスを感じていたように思います。

 

転職経験のある知人は、「前職の時に比べて、特に時間の使い方を意識的に変えた」と言っていましたし、別の知人は「気持ちはリセットしたが、前職の時に培った顧客目線はずっと貫いた」という意見もありました。

 

いずれにしても転職にあたっては柔軟性が必要なように思います。

 

6. 転職での納得感

大学で学生の就職支援にあたっていたキャリアコンサルタントの友人の言葉です。

 

「求職者が、次の進路に対してある程度理解した上で、その選択に「納得」している状態なら良しとする、と。キャリアに関する選択って、ベストはないと思うんです。ベストだったかどうかは、死ぬ間際、もしかしたら死んでも分からないかもと。」

 

この言葉を聞いて、転職における「正解」という考え方を辞めました。

 

 

最後に、

エッジフォースは、転職を考えている方が最終的に「納得」した上で、次のキャリアに進めるようにことをゴールにしています。この記事では転職にあたっての「気持ち」について書きました。

 

 

参考書籍

  • 本気の転職パーフェクトガイド―トップコンサルタントが教える(森本千賀子)
  • カリスマヘッドハンターが教えるのぼりつめる男、課長どまりの男(森本千賀子)
  • 無敵の転職(森本千賀子)